サツマビーグルのブログ村
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プロバイダーの更新ブログラムに不具合が発生し更新不能
Posted on June 25, 2018 at 3:19 AM |
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当ホームページは、プロバイダーの更新プログラムに不具合が発生し、約3週間も更新できない事態が続いており、皆様には大変ご迷惑をおかけしております。 プロバイターにも再々連絡するも良い返事が返って来ません。 3週間もかかって不具合が改善されず、プロバイダーとしての企業倫理の欠如も甚だしく、甚だ遺憾であります。 以下は、更新プログラムの不具合発生からサポートセンターへの問い合わせの内容並びに小生の考えに付いて記載します。 プロバイダー「vistaprint」の更新ブログラムが6月初旬に不具合が発生し、もう3週間も経過しているのに、全く改善されない。 サポートセンターに連絡するも「申し訳ございません」・・・の返事だけが帰って来る始末です。 プロバイダーは、世界各国を相手にして営業展開をしている大手です。 皆さんも、ネット検索をしているとよく「名刺」の宣伝が入って来る『vistaprint』と言う会社です。 本来なら、このプロバイダーの契約を破棄し、他のプロバイダーに切り替えることも一考ですが、ドメインが変わると一からやり直しとなります。 約5年間もかけ、ホームページのウエブサイトの増設を含め、コツコツと築き上げてきたものを、一からやり直すのは膨大な時間と経費が発生します。それと、もう年ですのでやり直す気力も残っていません。 ホームページはサツマビーグルに関する貴重な資料としても利用されています。当ホームページを閉鎖しますと保存普及活動も停止状態となることは言うまでもありません。 現在、更新できるのは唯一、このブログのみであります。そこで更新プログラムが改善できるまでは連絡用として使用したいと考えています。 また、別のプロバイダー「nifty」で公開運営しております『狩猟犬サツマビーグルのつぶやき』も、今後は記事の最後尾に「通信欄」を設けて対応したいと考えています。 以下、過去3週間の内、重要なお知らせ事項等を記載して置きます。 (1)「分譲犬の紹介」サイトの更新 1)シロー号×マリー号 ・マリー号の出産・・・6月11日に6頭出産しました(内3頭死産)。 ・現在、3頭が順調に成長しており、もうすぐ目も開くと思います。 ・子犬は全て予約済です。 2)ハクオー号×リリー号 ・ハクオー号をシロー号に変更(理由:マリー号の産児数が3頭と少なく、シロー号の子孫を残す意味合いから、再度シロー号と交配) ・リリー号は6月21日に交配。8月21日に出産予定。 ・子犬の引き渡しは10月21日以降となります。 ・子犬は全て予約済です。 3)アサ号×マレ号 ・マレ号は6月14日に発情。6月26日交配予定。8月26日に出産予定。 ・子犬の引き渡しは10月26日以降となります。 ・子犬は全て予約済です。 本来なら、夏季の出産は中止したいところですが、予約多数に付き、無理を承知で繁殖を行う決意をしました。2年余りも待って頂いているオーナー様には大変申し訳なく思っております。子犬が無事に生まれ順調に成長し、お譲りできますよう頑張って繁殖いたします。 4)その他 ・保存会員様の繁殖状況・・・ ① 秋田県のT氏が繁殖を予定=6月20日に発情 -以上- |
2018オーナー通信 第2報
Posted on June 2, 2018 at 3:34 AM |
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本日は、広島県のオーナー様T氏より愛犬リョウマ号の便りが届きましたので紹介します。 リョウマ号の血統構成は、父:シロー号×母:エリー号(ハク号直仔)であり、当犬舎の作出計画に基づいた系統繁殖犬である。 外観は、若牡犬とは思えない堂々とした風貌をしており、頭部は良く発達し、耳は低く位置し大きく垂れた絞り耳、体毛は短毛で密生、配色は白地に黒の丸班が実に美しい。特に肩から胸部にかけてはよく発達し、追跡犬としての心肺能力の高さが伺える。また、全体的に10対8と理想的なバランスを有しており、保存活動を開始して約3年でやっと念願の理想的な四国プリンス系サツマビーグルが誕生した。 本犬は、自家用に残していたがオーナー様のサツマビーグルの保存に関する真摯な協力に感銘し飼育を託した。 リョウマ号は、6月23日で2才になる。オーナー様は大変お忙しい方で、中々山に引けないと言っておられたが、前猟期にしっかりと山に引いたお陰で、猟期終了までにシカを単独で起こし追い鳴きが出来るようになり、シカを5頭獲ったと嬉しい連絡をもらった。 4月からは有害駆除も始まっていると思うのだが、その後の連絡はなかったので、どうしたものかと気にかけていた。しかし、心配をよそに、先日、有害駆除で頑張っています・・・との写メが送られて来た。 ●写真は、リョウマ号単犬での有害鳥獣駆除の猟果 シカの体毛は、夏毛に変わっており、実に美しい。 リョウマ号は、シカ猟犬として完成しており、素晴らしい体躯の持ち主でもあることから、当犬舎の台牝候補として残していたヒメ号を譲渡している。今年は、是非とも仔犬を取ってほしいと切望している。 ヒメ号も牝犬であるが骨太でがっしりとした体躯で、サツマビーグル特有の大きく垂れた絞り耳は実に美しい。両犬の素晴らしい仔犬の誕生が待ち遠しい・・・。 ※ くれぐれもイノシシには注意してほしい。良犬がイノシシに切られ5頭も亡くなっている。 ●写真=右側:ヒメ号(牝)、左側:リョウマ号(牡) |
ダイ号の里帰り
Posted on May 25, 2018 at 10:40 PM |
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昨日、遠く京都からダイ号がオーナー様K氏夫妻と一緒に、里帰りしてくれましたので紹介します。 ダイ号は、父親が大型美犬のアサ号、母親がバセットタイプの美しいマレ号で、当犬舎の系統繁殖4代目の若牡犬である。当犬舎のドン号とは同腹犬の兄弟で、生後8ヵ月になる。 13時前に当犬舎に到着。すぐさま迎えに行く・・・。どの様な若犬に成長しているか?。 実は、当初犬舎に残す犬をダイ号かドン号でとても悩んだ!。双方素晴らしい体躯をしていたからだ・・・。最終的には、ドン号がサツマビーグルでは非常に珍しいトライカラーの毛色であったことからドン号を残した。 ダイ号の評価は以下の通りである。 現在、体高:58cm、体重:30kg。全体的に骨太でガッチリとし均整の取れた堂々たる大型の素晴らしく美しい若犬である。まだ8ヵ月であり今後の成長が期待される。 大きな頭骨、長く垂れた絞り耳、がっしりとした胴体、太く長い四肢、太くビンと立った尻尾、短毛で光沢のある滑らかな被毛、美しい斑紋・・・等々、これぞ純血サツマビーグルと言う素晴らしい体躯の持ち主である。恐らく、現在、日本国内で飼育されている79頭中でも屈指と言える。 正に、アサ号とマレ号の良いとこどりで誕生したダイ号である。オーナー様に譲渡を申し出るが即刻却下された・・・(笑)。 四国プリンス犬舎の系統繁殖4代目の自信作である。 性格も非常にフレンドリーでサツマビーグル特有の警戒心はない。両親もドン号も警戒心は殆どなく、系統繁殖の目的が達成されていると考える。 以下、ダイ号の来社写真を紹介する。 大きなワゴンからダイ号が下りた!。。。凄い!!!、何と大きく美しい若犬になっているではないか。。。当犬舎のドン号より遥かに大きい!!!。 ダイ号のオーナー様は、みての通り美男美女てある。大変犬好きの若い夫婦の下で愛情豊かに育てられていることが良く分かる。ダイ号は本当に幸せ者である。 ダイ号が8ヵ月ぶりに両親と対面である。 写真右側は、手前がダイ号、奥が父親のアサ号である。父親の大型犬のアサ号より一回り大きく見える。 写真左側は、左がダイ号で、右が母親のマレ号である。マレ号は自分の子供であることを知っているような素振り・・・。母親のマレ号が子犬に見えてしまう大きさ・・・。 写真右側は、兄弟のドン号とご対面!!!。ドン号の3倍はあろうか?。兄弟でなく親子といったところか・・・(笑) 写真左側は、犬舎の先輩犬に挨拶・・・。みんな警戒心もなく歓迎している・・・大変珍しい光景である。 ダイ号は、現在シカ猟犬として訓練中である。 絶滅が危惧されている本犬にとっての救世主と成りえる秀逸犬であり、将来の種牡候補と言える。これからも順調に成長してほしいと切望する。 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第5話
Posted on May 7, 2018 at 1:26 AM |
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こんにちは。。。僕(ドン)は、本日(5/7)で、生後8ヵ月になりました。 先々月からは、基礎訓練も卒業し、山入訓練をしています。 しかし、先月は先々月の山入訓練の帰り、スダチ園に散布していた消毒剤(除草剤)を食べ、訓練翌日にケージ内で嘔吐をしているところをご主人様が気付き、すぐさま掛かりつけの動物病院に急行しました。毒は時間が経っているので大分消えているようですが、夜中に激しい嘔吐を繰り返したので、身体は衰弱し、脱水状態であったので毎日点滴を投与してもらいました。また、嘔吐はさせた方が良いとの判断で、制吐剤は投与されずに絶食絶水を3日間続けましたので、ゲッソリと痩せてしまいました。その結果、体力が回復するまで約20日余りは犬舎で養生していました。 今は、すっかり元気になりましたが、成長期のこともあり、身体が大きくなるのがかなり遅れています。現在、体高は43cm、体重は15kgです。僕は、お父さんのアサ号の様には大きくはならない様です。体型はお母さんのマレ号似です。 またまた事件?です。。。 元気になったので散歩がてら、ご主人様が林道に連れて行ってくれました。最初は引綱を付けて散歩していたのですが、初めて体験する凄い獣臭がするので、綱をグイグイ引っ張り、放して~~とばかりに大声を出しました。今日はGPSマーカーも着けていないのでダメ!!!・・・と言われましたが、なおも激しく鳴くと、ご主人様も僕が帰りが良いので、まあ!良いか・・・と放してくれました。 獣臭は林道横の急坂を上っているようなので、追い鳴きして追跡しました。約5分ほど追跡すると、なんと今まで見たこともない黒い大きな物体が立っています。執拗に僕が吠え立てると、なんと僕を目掛けて突進し、腹の下に抱き込みました。僕は、離せとばかりガブ・・と噛みつくと、一瞬離してくれたので急いでご主人様の下に走って帰りました。しかし、黒い物体は僕を追っかけご主人様の近くまで追って来ました。それは牝のイノシシでした。 ご主人様は危険を察知し、「コラッ!!!」と大声を出すと、5mぐらい手前で立止まり、暫く睨み合いしたのち、逃げて行ったようです。 僕は、あまりにも怖かったので、ご主人様を残し、車の元まで帰りました。ご主人様は、僕を見るなりニコニコして「ドンちゃん 怖かったか?」と頭をポンポンと軽く叩き、気持ちをほぐしてくれました。その後は散歩を中止し、帰宅しました。 数日後、別の山に連れて行ってもらいましたが、僕が恐怖心から尻尾を垂らし、目をキョロキョロしている様子を見て、ご主人様は「これはダメだ!」と言って、すぐさま帰宅しました。 誰もが一度は体験することだと・・・先輩犬から教えてもらいました。その後は、山に行かず家で心の養生をしていました。 今日は、一昨日、僕と同じイノシシの洗礼を受けその恐怖心が抜ききれない、リリー姉さんと一緒に山入りしましたので紹介します。 イノシシの恐怖心がある場合は単犬よりも同僚犬と一緒に山に引くと、じゃれながら山歩きが出来るので知らぬ間に恐怖心を忘れるようです。このことは若犬の訓練のポイントとなりますので良く覚えておいて下さいね!!!。 リリー姉さんは、山には1ヵ月ぶりです。元気に走り回っています。僕もイノシシが怖かったのですが、一緒に遊ぼうとリリー姉さんの後を追い、30分余り取っ組み合いや、かけっこをしていました。暫く運動していなかったので二人(二犬)ともハーハーと息を切らせ、やっと落ち着きました。 今日の山は、イノシシがほとんど居なくなり、最近ノウサギが住み着いています。ノウサギの確認は、前猟期の積雪時に足跡をご主人様が見つけていました。 リリー姉さんは、鹿児島では小型サツマビーグルの『故チコ号』に付いてノウサギを追っていました。そのせいかリリー姉さんは、大物よりもノウサギやタヌキ等の小物が好きなようです。ご主人様も、イノシシの恐怖心がどの程度軽減されているかを試すことが目的で、山に慣れれてくれれば良い・・・と、気楽な気持ちで林道を進んでいきます。 すると、リリー姉さんが盛んに地面をクンクンしかがら尻尾を大きく左右に振り、林道を上って行きます。僕も遅れをとっては遊べない・・・と付いて行きます。僕はリリー姉さんに何度も遊ぼうとじゃれに行きますが、そのうちガブッ!と噛まれ、怒られます。僕は仕方なくウロウロしていましたが、リリー姉さんがクンクンしている臭いにやっと気づきました。それは、あの恐ろしいイノシシやシカの臭いではありません。僕もリリー姉さんとは別に、クンクンやっていると、リリー姉さんが時々独特の声で鳴きます(前鳴き)。僕も気になりそこに飛んで行くと、何と臭いが濃くなっています。僕も自然と尻尾を振ってました(笑)。 すると小さい黒い物がリリー姉さんの前を飛び出しました。リリー姉さんはすぐさま大声で追跡を開始。僕も負けじと何もわからず追い鳴きしながら付いて行きます。ノウサギは、起こされるとご主人様の目の前を凄いスピード(脱兎のごとく)で林道を下に飛んで行ったようです。しかし、5分ほど追跡したら臭いは全く消えてなくなりました。リリー姉さんは、必死になって臭いを探していますが、約30ほど経った時、ご主人様の帰れコール(20番スラッグ弾空ケース)が、ピッピッピーと鳴ったのでご主人様の下に帰りました。 ご主人様から「今日はここまで!」と言われ、帰宅しました。 今日ノウサギを見て、ご主人様はとても喜んでいました。ここ10年あまり、ノウサギは激減し、逆にイノシシやシカが増え、ご主人様は仕方なくそれを捕獲していますが、逃げ方が単調で犬の仕事を楽しむには今一のようでした。 捕獲しても大きくて困り果て、獲物は持って帰らず全て猟友にプレゼントされています。 ご主人様は、今日8年振りにノウサギを見たことで、過去35年間アメリカンビーグルでやってきたノウサギ猟に火が付いたようです。 僕も今後は、リリー姉さんとノウサギ猟犬に訓練されるようです。 以下、リリー姉さんとのノウサギ猟訓練の様子を写真で紹介します。 ●左側がリリー姉さんで右側が僕です。 自分で言うのもなんですが、車の中は非常に静かです・・・(笑)。 ●リリー姉さんが林道でノウサギ臭を見つけ山に入る前の様子 僕は、まだノウサギ臭を知らないので、遊ぼう!!・・・と、リリー姉さんに寄って行きますが、しつこくするとガブッと噛まれ却下。しかたなく後を付いて行きました。 ※ しかし、シカ猟は僕の方がずっとご主人様の信頼度はあります!・・・(笑) ●ノウサギ臭に反応し、捜索している様子(左:リリー、右:僕) 二手に分かれてノウサギの寝屋を捜索しているところです。 ●ノウサギの臭いを落として(見失い)捜索中の様子 山は野生ツツジが満開で、とても美しかったです!!!。 今は山も乾燥し、ノウサギ猟の初歩犬は臭いを上手く継げませんが、5月末頃からは雨も多く湿度も高くなり、臭いも長く残るので追跡も上手くなると思います(ご主人様談)。 <追記> 僕は嵌頓包茎?になりました・・・(笑) ご主人様もここ暫く、家庭菜園、田植えの準備、雨等で山に行けず、我々も運動場でゴロゴロしています。 昨日、僕が運動場で放れリリー姉さんと遊んでいたところ、僕も牡の本能が目覚め、腰をフリフリしているとオチンチンも大きくなり、交配の真似事をしていました。しかし、他の先輩犬が僕が離れているとご主人様に大声で知らせたものですから、すぐさま見つかり、頭をバチンと叩かれ、また繋がれました。 問題はその後です!!!。大きくなったオチンチンが乾燥し、元に戻らず『嵌頓包茎=かんとんほうけい』になりました。夕方、ご主人様が運動場の清掃に来た時に見つけてくれました。しかし、その時はオチンチンの先が大きく腫れ(浮腫)元に戻れない状態でした。 ご主人様は、早速患部にオリーブオイルを塗って、元に戻そうとしますが大きくて戻りません。そこで腫れているオチンチンを揉みほぐして小さくし、再度元に戻すとスルと入りました。しかし、翌日再発していましたので、オリーブオイルで戻した後、オチンチンが入っている包の先端部の被毛をハサミで短く切ってくれました。その後は再発はありません。 嵌頓包茎の原因は、上記の様な行為をしているうちに、オチンチンに被毛が付着し乾燥して元に戻れず腫れる(浮腫)ことで起こると考えられており、稀になるようです。 最初はびっくりして、何かの病気かと動物病院に行きますが、病気ではありませんよ!と言って、植物油を塗って元に戻してくれ、抗生剤や消炎剤の塗り薬をくれます。 他方、一般家庭での処置としては、手を石鹸で綺麗に洗ったのち、オチンチンにオリーブオイルを塗って元に戻してやれば心配はいりません。しかし、オチンチンが赤黒く(うっ血)大きく腫れあがっている場合は、大変危険な状態ですので、直ぐに動物病院に行って処置をして下さい。手遅れになるとオチンチンの一部を切除する必要があり、種牡として使用できなくなります。 詳しくは、ネットで「犬 嵌頓包茎」で検索してください。。。 ●元気になったドンちゃん オチンチンも元に戻りました・・・。。。 尚、オチンチンが腫れている写真は恥ずかしいので勘弁してもらいました(笑) では、また来月お会いしましょう!!! 僕は、シカ猟犬としては一応及第点をもらっています。 今後は、リリー姉さんとノウサギ猟犬を目指して訓練に励みます!。 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第4話
Posted on April 8, 2018 at 1:29 AM |
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こんにちは。。。僕は昨日で生後7ヵ月になりました。 先月から、基礎訓練も無事に卒業し、山入訓練を行っています。 訓練の成果 訓練を開始して7日目に、シカを初めて起こして900m余りを追い鳴きしました。この時、初めてご主人様から頭を撫で撫でしながら「ドン!エライゾ!・・・ヨシヨシ」とで褒めてもらいました。何が何だか分からないままその時は喜んでいましたが、山入しシカを起こして追い鳴きし、ご主人様の下に帰った時に褒めてくれることを学習しました。 最近は山に行こうと催促鳴きをして叱られています・・・(笑) 訓練の様子 基礎訓練でご主人様から100m余り離れて捜索しても怖くなくなっていますので、現在はご主人様と一緒に山を歩くのではなく、先輩犬と同じように、車がが入れず人も通らない林道をゆっくりと前進し、高鼻や地鼻で使って捜索し、シカ臭が有れば林道から捜索を開始し、シカを起こして追い鳴きをしています。 時には、ご主人様から500m余り離れてシカを起こすこともあります。兎に角、シカを起こして追い鳴きすると、ご主人様が大喜びしてくれ、帰ると笑顔で迎えてくれます。この褒めてもらうのが一番うれしいです。 まだ、30分程しか追跡できませんが、午前中に3カ所ほど、色んなフィルードを体験させてもらっています。 現在シカ猟犬として、捜索、起こし、追い鳴き、追跡、帰りの他、呼び戻しも適応できる等、一応の仕事は出来ますが、今後も訓練に励み、お父さんのアサ号のようにご主人様から頼られる狩猟犬になりたいと思っています。 以下、山入訓練中の様子を写真で紹介します。 写真① 風が強い日は、地鼻で捜索します まだ、強風の時はシカの起こしはできません。 写真② 高鼻でシカ臭をキャッチしています 臭いの方向が確認できれば、この位置からどんどん狩り込み、シカを起こし追跡します。ご主人様は僕が入った位置で帰るまで待っていてくれるので、安心して追い鳴きできます。 写真③ シカ臭を取り捜索を開始た時の様子です 最近は、自信をもって狩り込んでいきます。 写真④ 追跡から帰って来た時の様子です 初めてシカを1km余りシカを追い鳴きした時の記念写真です。 写真⑤ 訓練場所に移動中に会う四国遍路のお遍路(巡礼)さん この時は、桜が満開でお遍路さんの足取りも軽く感じました。 写真6 犬舎の運動場でくつろぐドンちゃん 現在、体高=38cm、体重=13kgで、丁度アメリカンビーグルの成犬と同じ大きさです。 僕は、お父さんのアサ号の様には大きくならないようです。ご主人様は、このまま成長がとまれば「小型サツマビーグル」の再来だ!等といっておりますが・・・。 <追伸>除草剤に注意!!!・・・ 僕は、2週間前に訓練の帰り道、スダチ畑の若草をむしゃむしゃ食べて帰りました。ところが犬舎に帰ると嘔吐が止まらず、全てを吐き出しました。その吐き出した中に若草が入っていたので、ご主人様は「除草剤」だと、とっさに判断し、かかりつけの動物病院に急行し、適切な処置をして頂いたので一命をとりとめました。 最近、やっと元気になりましたが、げっそりと痩せてしまい、山には行っていません。ご主人様は、シカ猟犬として一応できているので、体力が回復するまで、養生させる考えです。 皆さんも十分注意してくださいね!!!。 また、来月お会いしましょう!!!。 |
2018オーナー通信 第1報
Posted on March 22, 2018 at 3:00 AM |
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本日は、広島県のオーナー様T氏より愛犬リョウマ号の便りが届きましたので紹介します。 リョウマ号の血統構成は、父:シロー号×母:エリー号(ハク号直仔)であり、当犬舎の作出計画に基づいた系統繁殖犬である。 外観は、若牡犬とは思えない堂々とした風貌をしており、頭部は良く発達し、耳は低く位置し大きく垂れた絞り耳、体毛は短毛で密生、配色は白地に黒の丸班が実に美しい。特に肩から胸部にかけてはよく発達し、追跡犬としての心肺能力の高さが伺える。また、全体的に10対8と理想的なバランスを有しており、保存活動を開始して約3年でやっと念願の理想的な四国プリンス系サツマビーグルが誕生した。 本犬は、自家用に残していたがオーナー様のサツマビーグルの保存に関する真摯な協力に感銘し飼育を託した。 リョウマ号は、1.6才の若犬になっている。オーナー様は大変お忙しい方で、中々山に引けないと言っておられたので、その後の成長が気掛かりであった。しかし、その心配も他所に、今回嬉しい便りとなって届いた。 本犬は、年明け頃から猟欲が発現し、その後辛抱強く出来る限り山に引いたようである。その甲斐あって、今猟期中に5頭のシカを単犬で捕獲したと・・・大変喜んでおられた。 4月頃から有害駆除も始まると思うので、猟芸にも益々磨きが掛かるだろう!!! また、今後は秀逸な純血サツマビーグルの種牡としても大いに期待している。 写真説明・・・(写真は携帯で撮影したので画像が鮮明でありませんとのこと) 〇写真:左=シカ猟中のリョウマ号(高鼻で獣臭をキャッチしている様子) 〇写真:右=牝シカを捕獲し噛み噛みしているリョウマ号 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第3話
Posted on March 8, 2018 at 1:32 AM |
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皆さん・・・お元気ですか?。。。四国徳島は、先月の寒さが嘘のように暖かくなり、梅の花も咲き始めました。これから一気に春です・・・。 〇僕は昨日で生後6ヵ月になりました。(ご主人評価) ・体重:早朝測定(空腹時)で12kg。 ・体型:父親のアサ号の様に足は長くなく、母親のマレ号に似たバセットタイプ。 ・性格:明るくフレンドリーで物怖じしない。 ・飼育管理:ケージ内でのウンチは殆どしなくなったが、おしっこは未だである。 ・歩様:外見はバセットタイプで鈍い感がするが動きは軽快(格言=重くて軽し) ●欠点・・・大きくなるにつれ自然に治ると思われる???。 ・給餌の際に大声で啼く・・・・継続中。 ・なんでも噛んで破壊する・・・やや改善。 ・尻癖が悪い・・・やや改善。 ・誰にでも喜んで良く飛びつく・・・・継続中。 ・尻尾がピンと立たず垂らしている・・・新発見(性格的なものか?) ◎相対的な評価・・・犬舎内ではわんぱくぶりを発揮。犬歯以外は生え変わっている。2月末から少しずつ基礎訓練を行っているが、小さい時から度胸があり物怖じしない性格からか、基礎訓練はほぼクリアーし、最終段階の応用編に入っている。銃壁もクリアー。 ●第一段階=基礎訓練(生後4ヵ月~6か月) ①他犬や他人と接しても仲良くできるコミュニケーション力を学習をする。 ※ 犬や人の出入りが多い公園等で散歩させ、来園者と仲良くする。最初は尻尾を下げて警戒するが何日も通うことにより尻尾が上がり、顔見知りの犬や人に尻尾を振って歓迎するようになれば合格。 ⇒ 合格。 ②車に乗せる学習をする。 ※ 最初は10分程乗車することからスタートし、最終的には未舗装の林道で60分余り乗車させて酔わなければ(嘔吐やヨダレ)合格。 ⇒ 合格。 ③林道に連れて行き遊ばせる。 ※ 最初は尻尾を下げて警戒しオドオドするが、訓練者は腰を下ろして「ヨシヨシ」と頭を撫でてやり、心配しなくて良いことを教える。何日も通うことにより尻尾も上がり、走ったり小枝を噛んだりしてじゃれる様になると合格。⇒ 合格。 ④山歩きを学習する。 ※ 最初は何時もの林道からゆるいのり面を探して訓練者が先に下りたり上がったりする。子犬が下りたり上ったり出来ずにキャンキャン鳴く場合は、レベルが高いので優しい場所で再訓練する。そして段々と傾斜がキツイのり面を訓練者の後に付いてこれれば合格。訓練は、上るより下りる方が恐怖心が強くなるので時間をかけて、訓練犬自らが勇気を出して自主的に行動できれば合格。⇒ 合格。 ※ 訓練のポイントは、訓練犬と目線を合わさずに知らぬ顔をして、訓練犬が付いてくるまで何時までも待ってやること。声をかけても行けない。甘えは禁物!。 ⑤谷川を渡る学習をする。 ※ 最初は、少し水が流れ深くない谷から始め、段々と水量も多く深い谷へ進展させ、訓練者に付いてこれれば合格。⇒ 合格(珍しく水を怖がらない)。 ※ 訓練は、谷の上り下り、左右の横断を行う。この訓練が最も訓練者の忍耐が要求される。林道の上り下りの要領で、訓練犬が勇気を出して自主的に行動するまで知らぬ顔をして待ってやること。声を出して勇気付けたりしないこと。変な学習をさせればそれが癖となり、自分が出来なければ「キャンキャン・ウォーン」と泣き叫んだりする犬になり回収に手間取る犬になる。 基礎訓練の極意は、訓練犬を信じ「あせらず」「いそがず」「さわがず」の精神で、気長に訓練犬の自主性に任せた訓練を行う。いくら困っても訓練者(主人)は絶対に助けてはくれないことを教える。そして訓練犬が付いてくる(帰って来る)まで訓練者は待っていてくれるという安心感を植え付けること。 ⑥応用編を行い仕上がりを確認する。⇒ 現在進行中 ※ ゆっくりと林道から降り、水が流れる谷筋を下って行き、谷を横切り、対岸の谷筋を登って林道に戻る。途中何かの臭いに反応(鼻を地面に付けて必要に臭いを嗅ぎ尻尾を振る又は高鼻で鼻をクンクンしている等)して足を伸ばして捜索しだしたら、訓練犬が納得して帰ってくるまで待ってやる。そして最終的に訓練者から100m程離れて捜索が出来るようになれば合格。 ※ 主人から離れて捜索できない犬には、訓練犬が足元に帰ってきても「知らぬ顔」をして動かないようにする。訓練犬は何時までも訓練者が動かなければ退屈してウロウロ少しづつ遠くに足を伸ばすようになる。遠くまで行ってもGPSで確認し、決して呼んだりしてはいけない。 ※ この100m離れて捜索することが出来なければ、できるまで基礎訓練を繰り返し行う。この間、数ヵ月余計に時間が掛かっても猟犬として生活する時間からすると本の僅かな時間である。 【 基礎訓練の点描 】 ドンちゃんは、生後25日位から高さ20cm余りの産箱を超え、隣の部屋で一人寝していた。性格はサツマビーグルには珍しいフレンドリーで、物怖じしない。初めての山入はマリー号とのシカ猟に同行させた。身体が小さく初めての山なのでマリー号と一緒に放した。しかし、何とマリー号に付いて林道を降りて行ったのには驚いた。しかし、GPSマーカーを装着していなかったので何処でいるのか分からない。その内はぐれて泣くまで待ってみるが10分ほどしても何も聞こえない。マリー号はとGPS受信機を見ると林道下の谷を越え向山まで足を伸ばしている。まだシカを起こしていないので、帰れコールを20番空ケースで『ピッピッピー』と強く何度も吹くとマリー号は10分程で帰って来た。 ドンちゃんは・・・と暫く待って見たが帰ってこない。マリー号を車の輸送箱に戻し、GPS受信機でマリー号の軌道を辿って行く。林道を下り谷を渡り対面の杉山を登って行く。しかし、こんな急坂を山入初めてで小さいドンちゃんが登って行ったのか・・・等々を考えながらヒーヒーと息を切らせて登って行くと、なんとドンちゃんがマリーの後を追って下っていた。 これには何とも驚いた。この子犬は何なんだ!!!・・・凄い!!!。。。あの谷川をどのようにして渡ったのか等々を思いつつ、安心させてやろうと大声でドンちゃんを呼ぶも何と無視。結局、車まで一人で戻って行った。 度胸があり物怖じしない性格は承知していたが、喜んでばかりではいられない。それは目線を変えて考えると、鈍感とも言える。 普通であれば、先導犬や主人からはぐれれば寂し泣きをするものだが、途中で主人と会ったのにちらッと振り向いただけで、知らぬ顔でマリー号の後を追う子犬なんて、アメリカンビーグル37年、サツマビーグル8年、猟歴45年の小生であるが一度も見たことがない。 ドンちゃんの今後の課題は、20番空ケースでの「呼び戻し訓練」を徹底的に行う必要がある。セルフハンティングの危険性が示唆される。 〇基礎訓練中の写真 〇基礎訓練を行っている猟場全景 〇犬舎内での様子 また、来月お会いしましょう!。。。 良い訓練報告が出来るように頑張ります。 僕の訓練報告が、兄妹犬(7頭)の参考になれば幸いです・・・。 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第2話
Posted on February 1, 2018 at 3:07 AM |
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皆さん・・・お元気ですか?。。。四国徳島は、南国とは思えない最低気温が氷点下の日も多く、毎日冷たく寒い日が続いています。 しかし、数々の防寒対策をしてもらい楽に暮らしています。中でも給餌を朝夕の2回に分けドックフードと同量の温水を掛けてもらいお茶漬け状態で食べると体も温まります。冬場は乾燥しているにも関わらず水が冷たいので飲みたがらず、脱水状態で血液循環が悪くなり、急激な寒さでショック死する犬も少なくないと言われおります。皆さんの愛犬にも是非お勧めします。因みに温水は一回に約500cc(ドックフードも500cc)です。 さて話を戻します。僕は2月7日で生後5ヵ月になります。現在は、以下の通りです(ご主人評価)。 ○体重:早朝測定(空腹時)で10kg(標準的な大きさ)。 ○体型:父親のアサ号の様に足は長くなく、母親のマレ号に似たバセットタイプ。 ○性格:明るくフレンドリーで物怖じしない(6ヵ月頃から警戒心が芽生えてくる) ○飼育管理:まだウンチをどこにでもする。エサの食いは抜群に良い。 〇歩様:外見はバセットタイプで鈍い感がするが動きは軽快である(格言=重くて軽し) ※ 生後3ヵ月までは後肢が「ハの字」に少し曲がっていたが、早歩きの散歩で完治。 ●欠点・・・大きくなるにつれ自然に治ると思われる。 ・給餌の際に大声で啼く。 ・なんでも噛んで破壊する。 ・尻癖が悪い。 ・誰にでも喜んで良く飛びつく。 ◎相対的な評価・・・アサ号とマレ号の中間的な体躯になってほしいが、現時点での成長ぶりはやや想定外である。頭骨はよく発達し、耳は低く位置し大きく長く垂れている。胴長で四肢はやや短い。全体的に骨太でガッチリし性格は明るく物怖じしない。 ペットとしては最高の体躯で、公園の散歩では小さい子供達のアイドルとなっている。 先月から基礎訓練が始まっていますので、兄妹犬のためにも分かりやすく、できない場合の対策についても説明します。尚、訓練で分からないときは何時でも電話をして頂ければ丁寧にお答えします。メールでの質問には応じかねますのでよろしくお願いします。 基礎訓練は以下の通りです。尚、この原稿は別のウエブサイトのブログ「狩猟犬サツマビーグルのつぶやき」に記載したものです。 ●第一段階=基礎訓練(生後4ヵ月~6か月) ①他犬や他人と接しても仲良くできるコミュニケーション力を学習をする。 ※ 犬や人の出入りが多い公園等で散歩させ、来園者と仲良くする。最初は尻尾を下げて警戒するが何日も通うことにより尻尾が上がり、顔見知りの犬や人に尻尾を振って歓迎するようになれば合格。 ⇒ 合格しました。 ②車に乗せる学習をする。 ※ 最初は10分程乗車することからスタートし、最終的には未舗装の林道で60分余り乗車させて酔わなければ(嘔吐やヨダレ)合格。 ⇒ 合格しました。 ③林道に連れて行き遊ばせる。 ※ 最初は尻尾を下げて警戒しオドオドするが、訓練者は腰を下ろして「ヨシヨシ」と頭を撫でてやり、心配しなくて良いことを教える。何日も通うことにより尻尾も上がり、走ったり小枝を噛んだりしてじゃれる様になると合格。 ④山歩きを学習する。 ※ 最初は何時もの林道からゆるいのり面を探して訓練者が先に下りたり上がったりする。子犬が下りたり上ったり出来ずにキャンキャン鳴く場合は、レベルが高いので優しい場所で再訓練する。そして段々と傾斜がキツイのり面を訓練者の後に付いてこれれば合格。訓練は、上るより下りる方が恐怖心が強くなるので時間をかけて、訓練犬自らが勇気を出して自主的に行動できれば合格。 ※ 訓練のポイントは、訓練犬と目線を合わさずに知らぬ顔をして、訓練犬が付いてくるまで何時までも待ってやること。声をかけても行けない。甘えは禁物!。 ⑤谷川を渡る学習をする。 ※ 最初は、少し水が流れ深くない谷から始め、段々と水量も多く深い谷へ進展させ、訓練者に付いてこれれば合格。 ※ 訓練は、谷の上り下り、左右の横断を行う。この訓練が最も訓練者の忍耐が要求される。林道の上り下りの要領で、訓練犬が勇気を出して自主的に行動するまで知らぬ顔をして待ってやること。声を出して勇気付けたりしないこと。変な学習をさせればそれが癖となり、自分が出来なければ「キャンキャン・ウォーン」と泣き叫んだりする犬になり回収に手間取る犬になる。 基礎訓練の極意は、訓練犬を信じ「あせらず」「いそがず」「さわがず」の精神で、気長に訓練犬の自主性に任せた訓練を行う。いくら困っても訓練者(主人)は絶対に助けてはくれないことを教える。そして訓練犬が付いてくる(帰って来る)まで訓練者は待っていてくれるという安心感を植え付けること。 ⑥応用編を行い仕上がりを確認する。 ※ ゆっくりと林道から降り、水が流れる谷筋を下って行き、谷を横切り、対岸の谷筋を登って林道に戻る。途中何かの臭いに反応(鼻を地面に付けて必要に臭いを嗅ぎ尻尾を振る又は高鼻で鼻をクンクンしている等)して足を伸ばして捜索しだしたら、訓練犬が納得して帰ってくるまで待ってやる。そして最終的に訓練者から100m程離れて捜索が出来るようになれば合格。 ※ 主人から離れて捜索できない犬には、訓練犬が足元に帰ってきても「知らぬ顔」をして動かないようにする。訓練犬は何時までも訓練者が動かなければ退屈してウロウロ少しづつ遠くに足を伸ばすようになる。遠くまで行ってもGPSで確認し、決して呼んだりしてはいけない。 ※ この100m離れて捜索することが出来なければ、できるまで基礎訓練を繰り返し行う。この間、数ヵ月余計に時間が掛かっても猟犬として生活する時間からすると本の僅かな時間である。 この基礎訓練は、第二段階の「山入訓練」の際に、単犬訓練の他、先導犬に付けて訓練する場合にも「山歩き」が十分できるため仕上がりが早く、帰りの良い猟犬になります。 ご主人様は、子犬を我々先住犬に付けて絶対に訓練しません。先導犬に付けることは、単に先導犬のまねごとをしているのであって真の実力ではないことは、訓練犬から先導犬を外して単犬で山入させれば良く分かります。また、先導犬の猟芸(実力)や悪い癖(セルフハンティング等)も全てまねるので犬選びが重要となります。 訓練犬には訓練犬の性格や資質が全て異なることから、時間を掛けて幾らしんどくても訓練犬を信じて基礎訓練をしています。このため種牡や台牝として3年余り山に入れなくても猟芸は落ちたりしません。それはハク号やアキ号で実証済です。 現在は②までの基礎訓練を終えています。 今月中旬から③の「林道に連れて行き遊ばせる」から順次訓練を行います。しかし、行き成り行かずに休耕田を利用し、自由に遊んでいます。そして山の傾斜を想定し、ご主人様が岸の上り下りする後を付いて行ってます。岸の段差は段々と高くして、今は傾斜が緩い場合は2m余りまで付いていけます。 僕は性格が明るく物怖じしないタイプなので、先輩犬がなかなかできなかった急な下坂でも付いていきます。これにはご主人様も驚いております。今までで一番だそうです・・・。 また、山のブッシュ(萱場やシダ)を想定し、水田の後に生えた二番穂が生えているところにも連れて行ってもらい、ご主人様が歩いた後を付いて行ってます。穂の高さは僕の背丈ほどありますが、毎日の遊びで大分慣れ、ご主人様が中々早く歩かないので、退屈して30m程遠くまで走って行ったり戻ったりしています。約30分で訓練は終了です。まだまだやりたいと思うのですが綱に繋がれ帰宅します。ご主人が僕を呼ぶのは帰宅する時だけで、岸を上り下りしても僕と目を合わさず知らぬ顔です。もっと遊びたいのですが帰ると大好きな食事ですので、ご主人様の呼びには忠実は従っています。僕の性格を見過ごした実に上手い訓練をします。 人間も、保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と言うように、各段階をクリアーしていくのと我々猟犬の訓練も同じです。家で8ヵ月ぐらいまで繋ぎっぱなしで行き成り先導犬に付けて山入訓練をすると言うことは、保育所、幼稚園、小学校、中学校を飛ばして高校に行くようなもので、授業も全く分からず付いていけないのと同じです。それを「仕事をしない」「猟欲がない」・・・等々と言う吾人がおられるが、仮に先導犬に付いていけてもそれは単なる「まねごと」又は「カンニング」であり、真の実力ではない。先導犬を外してテストすれば実力で無いことは一目瞭然てある。 少し諄くなりましたので解説を止めますが、とにかく訓練犬の自主性に任せ、自然にステップアップしていくと真の実力犬が誕生します。 「コツコツが勝つコツ」を座右の銘に基礎訓練に励んでいきましょう!。 目標=生後10ヵ月までに単独でシカを30分余り追い鳴きできる。 今日はこの辺で・・・・失礼します。 尚、車酔いが中々治らないオーナー様は、ご主人様に遠慮なく相談するか、「サツマビーグルのマリーちゃん訓練記」を再読してください。マリー号は車酔いを克服するのに、この段階で2ヵ月もかかりましたが『あせらず、いそがず、さわがず』の訓練三則を守り、今では立派なシカ猟犬として頑張っています。 以下、近況の僕の写真を紹介します。 写真① 運動場でのんびり日向ぼっこをしている様子 手前が僕(ドン)、右後側がマリー号、左後側がリリー号。 写真② 鎖で繋いだシカの後ろ足を噛んで遊んでいる様子 訓練しているのではありません。なんでも噛んで壊してしまうので、堪り兼ねたご主人がシカの後ろ足を運動場に備え付けてくれました。毎日昼まで噛ましてくれますが、硬くてなかなか食べれません・・・(笑)。 写真③ 毎日の散歩コースで何かクンクンしている様子 ご主人は、散歩の時はけっして綱を離してくれません。それは、猫の糞や他犬の糞を匂ったり舐めたりした場合は「ダメ」と言って、引き綱を強く引き叱るためです。 糞以外のクンクンは、僕が諦めるまで待ってくれます。 クンクンしても良いものと悪いものがやっと分かってきました。 糞を舐めたり食べたりすると寄生虫や色んな感染病が体に入り病気になるのを防ぐためです。これは、山入訓練を開始しても役に立ちます。 写真④ 山歩きを想定し休耕田や二番穂が残る水田で遊んでいる様子 行き成り山歩きをしないで、見慣れた水田や少し荒れた休耕田で自由に遊んでいます。 この訓練は僕が飽きない30分ほどで切り上げています。だらだらとしていると「つまらない」と思い、水田に連れて行っても直ぐに道路に飛び出して行ったり、セルフハンティングをするようになり、呼んでも面白くないのでご主人の元には戻りません。この様なことをする場合は、引き綱を付けたままで水田に入り、一からやり直します。 主人と一緒に行動することを学習します。これも山入訓練に入った時に非常に役に立ちます。主人と一緒に行動することが単独猟の基本となります。 僕も良い訓練報告が出来るように頑張ります。 また、来月お会いしましょう!。。。 |
シカ猟におけるアサ号の見事な半矢回収
Posted on January 5, 2018 at 6:38 AM |
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本年最初のブログとなります。 先ずは、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくご指導の程お願い申し上げます。 さて、現在2つブログを開設し公開しています。2つのすみ分けは、以下の様に考えております。 ①サツマビーグルのブログ村・・・主にサツマビーグル本来の知り得た情報(飼育・訓練・狩猟等)や保存会員様から寄せられる便り等を紹介。 ※本年度はシリーズで「ドンちゃんの訓練記」と題して、現在4ヵ月になるドン号がシカ猟の完成犬になるまでの訓練の様子を紹介しますのでご期待下さい。サツマビーグルの訓練の一助になれば幸甚です。 ②狩猟犬サツマビーグルのつぶやき・・・当犬舎の身近な出来事等について犬目線で紹介。 ※このサイトは「日本ブログ村」の「狩猟犬」と「狩猟・ハンティング」に入会しており、毎日ブログがランキングされる。ランキングを上げるには、単にアクセス数が多いだけではダメで、記事を読み終わった後に添付されているランキングバーナーを「クリック(押す)」しないとカウントされない。サツマビーグルの支援の一環としてランキングバーナー『狩猟犬』、『狩猟・ハンティング』のどちらかのボタンのクリックをして頂ければ幸甚です。 さて、前置きは此の位にして本題に戻ることにする。 今日紹介するシカ猟は、昨日の狩猟の様子で、本年最初の山入りとなる。 お供は、アサ号(牡2才)とマリー号(牝1才)である。当日は牝シカ2頭の猟果があった。 アサ号も最近は、サツマビーグル本来の使いやすい猟犬に進化している。即ち、単独猟犬としてのサツマビーグル特有の①主人を中心とした狩りこみ、②高鼻を駆使した素早い起こし、③獲物の逃げ方で回帰しないと判断すれば約30~60分の追跡で主人の下に帰る等々。この③が一番難しいが徐々に出来ている。 つい最近までは、若さに任せ、広い捜索でエネルギッシュに狩り込み、獲れないのに2時間余りも追跡していた。これでは単独猟の醍醐味も台無しである。GPS受信機も信号が入らず何の役にも立たないことも少なくない。 今日、紹介するシカ猟の半矢回収は、簡単そうで中々出来ないものである。何故なのか・・・血液の臭いが混ざると捕獲したと勘違いをするのか?。しかし、その様に考えるのが本当の猟犬かもしれない。 当犬舎の回収の名手はテツ号である。テツ号はシカを咥えに行かずラウンドをして、大きな声で何時間でも主人が来るまで鳴き通す(鳴いてシカが居る位置を教えている)。 アサ号は、未だ若いので咥えに行く。シカの場合は良いがイノシシの場合は最後の力を振り絞り大ケガの基になる。これも数多く経験することにより、自ら咥えなくても鳴き続けることことにより主人に自分の位置を知らせることが如何に狩猟では大事かを学習する。 この様にサツマビーグルは単犬で使用することにより本犬の持つ奥深い猟芸が良く理解できる。また、この犬の利口で賢い狩りを熟知した時は実に感無量である。また一味違った狩猟の醍醐味がもたらされ、山に行くことが大好きになり楽しみになる。 シカ猟の使用銃は20番の上下二連、弾は6粒とスラッグを用いている。若犬と狩猟するときは、6粒弾で前足を狙い、わざと半矢にして噛ませ猟欲を出すこともある。 今日のシカ猟は、ある集落よりシカを捕獲してほしいと依頼されている場所であり、有害駆除として狩猟しているので、私のミスである。 詳細は、動画を添付しているのでご覧頂たい。 ※ 下記の「動画を見る」をクリックするとご覧できます。 写真 半矢の牝シカを発見し咥えようとしているアサ号。 当地は林道添いの谷筋で大きな岩がゴロゴロしており、シカもアサ号も滑って大変である・・・(笑) |
純血サツマビーグルのオーナー通信 第12報
Posted on December 30, 2017 at 6:40 AM |
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本日は、11月3日に滋賀県のオーナー様K氏の下に行った当犬舎の名台牝であったアキ号の新天地におけるシカ猟の初猟果の写メが届きましたので紹介します。 写メの内容は、以下の通りである。 『昨日は、今年最後の有害駆除でした。今年、最後にアキ号、コハク号と唐津系ビーグルのチー号の3頭を連れて行きました。アキ号も私に慣れて来て、昨日も雪が積もる中、私の前に大きな牝シカを追ってきてくれ、止める(捕獲する)ことが出来ました。その後、また別のシカを追って行って待ちにかかる(捕獲する)と、暫くして私の下に戻ってきます。回収も早く楽に猟をさせてもらっています』・・・と言う内容です。 アキ号は、かなり警戒心がある犬でしたが、流石にK氏は素晴らしいハンターである。アキ号は台牝生活で3年間と言う長きにわたり山入はしていなかったが、2ヵ月弱の山入りで昔の実力を開花させた・・・。彼に飼育を託して正解だった。並みのハンターならここまで復帰していなかっただろう!。若いハンターだが素晴らしい・・・。 アキ号の今後の活躍と幸せを心より祈念している。今後は、K氏と共に大好きなシカ猟を楽しんでほしいと願っている。 本年度は、本稿をもってホームページの更新も最後となる。 本ホームページにアクセス頂いた多くの方々に心よりお礼を申し上げます。 また、来年もよろしくお願いします。 良いお年を・・・ 写真・・・アキ号が新天地の滋賀県での初シカ猟の猟果 アキ号は、本当に使いやすいサツマビーグルである。 アキ号がシカ猟犬の完成犬となるまでの記録は「2013.11.17・・・「サツマビーグルのブログ村」“ 狩猟犬サツマビーグルのアキちゃん訓練記-第 1 話~第10話 完)をご覧ください。 |
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