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福井のアズキ君の近況報告!
Posted on November 7, 2020 at 7:10 PM |
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福井県に行っておりますアズキ君のオーナー様から写メが届きましたので紹介させて頂きます。 アズキ君は、我家のソラと兄妹です・・・ ご家族に大事にされ、とても幸せそうでなりよりです・・ アズキ君は、兄妹犬の様に狩猟犬ではなく、コンパニオンドックとして飼われています。 それでは、送られてきました写メをご覧ください!・・ 久米さん、お元気ですか? アズキは我家に来てから早いもので1年が経ちました。 18~19kgに成長しましたよ!! 良くものを覚えてくれる賢い子になりました。 サンポ、オフロ、ゴハン、オスワリ、マテ、オテを良く理解しています。 普段の様子は、活発な子で大好きな散歩に行きますと、飛び跳ねる様に走り回っています。 お家では大人しく良い子で、赤信号でちゃんとマテをし、歩行者のルールを守ってくれます。 川の土手や草むらでは色んなものの臭いを嗅いで、たまに発見した物を持ってきてくれたりします。 草の上で気持ちよさそうに全身ゴロゴロ寝そべったりもします。 好きな遊びは持って来い遊びで、これは猟犬の賢さでしょうか、教えなくても自然に出来る様になりました。 ボールやフリスビーを追いかけて持ってきてくれます。 ドヤ顔が可愛らしいです・・(笑;) 人、犬に懐こい子で、イタグレと柴犬のお友達が出来ましたよ!! アズキが来てから笑いが増え、又散歩をすることで健康的に過ごせています。 また写真など撮りましたらご連絡致しますね。 寒くなって来ましたので、どうぞお身体に気を付けてお過ごしください。 以上が、メッセージ全文です・・ 本当に長~いメッセージを頂き、とても感謝しています。 この様なお便りを頂きますと、ブリーダー冥利でとても嬉しく思います(感謝)。 下の写真は、生後60日に、遠い遠い福井県からご家族全員でアズキ君を迎えに来て頂いた時に撮影したものです・・ アズキ君を抱っこしているのは、オーナー様の息子さんです・・ 以下の写真は、メールに添付されていたものです。 お家での写真と思いますが、とてもお利口さんに撮影に応じており、落ち着きがあり素晴らしいと思います。 この写真は、散歩に行く前と思いますが、嬉しいのを抑えて撮影に応じるアズキ君はとても利口なワンちゃんになっている様です。 どうでしたか??? アズキ君が、ご家族全員にとても大事にされ、幸せな生活を送っていることに安堵しました。 |
リュウ号が100kg級大鹿ゲット!
Posted on August 12, 2019 at 8:07 PM |
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ハクの仔犬がやって来た!
Posted on June 22, 2019 at 9:16 PM |
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体型は、良く発達した頭骨、絞りの大きく長い耳、骨太の四肢、バランスの良い筋肉質の体躯等々、殆ど欠点が見つからない秀逸犬で有る。 体毛は、父親と瓜二つの純白の短毛であり、実に美しい。 性格は、静かで大人しく物怖じしないで堂々としている。 血統は、父がハク号、母がナナ号で、平成31年2月4日生まれの牡4ヵ月である。 写真は、父親と平成30年度猟期の猟果(雄シカ130kg)。 写真は、母親のナナ号と平成30年度猟期の猟果(雄シカ100kg級)。 |
フクちゃんの訓練記(完)
Posted on April 29, 2019 at 10:41 PM |
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久しぶりのブログ更新です。 以前からプロバイバーのブログシステムの不具合が改善されませんでしたので更新することが出来ませんでした。 その間のブログは、別のプロバイダーniftyの『 狩猟犬サツマビーグルのつぶやき 』に掲載していました。 このブログは、日常の気付きなどをサツマビーグル目線で記載しており、にほんブログ村に登録し、ランキングにも参加しています。 ランキングは「狩猟犬」と「ハンティング」の2部門にトライしています。 お陰様で、狩猟犬部門では常時3位以内、ハンティング部門でも10位以内をキープしております。 応援よろしくお願いします。 さて今日は、アサ号とマレ号との間に、昨年8月25日に生まれたフク号の山入訓練の様子を紹介します。 フクちゃんは現在8ヵ月になる女の子!。 生後4ヵ月頃から基礎訓練を開始し、生後7ヵ月(今年の4月1日から)より山入訓練を開始している。 現在、訓練をしている山は下の写真の窪みの所からスタートです。 狩猟期間中も訓練用として一度も犬を入れていない。 基礎訓練は、何時も車の出入りが少ない林道を利用しているが、本格的な山入訓練は下の写真の様な林道の脇道を利用している。 昔は車が通れたが、今は無理である。 この様な場所は、野生動物も大いに利用しており、鳥獣の臭いも濃く、猟欲発現にはもってこいの場所と言える。 山入訓練は以下の通りである。 朝7時30分頃(夏は6時30分頃)に犬舎を出発し猟場(訓練場)には8時頃に到着。 フクちゃんを車から降ろし、首にGPSマーカーを装着し、放犬。 訓練は、あくまでフクちゃん任せで、声を掛けたり、指示したりは一切しない。 ※ 訓練犬が足元から余り離れない場合は、訓練犬とは絶対に目を合わさないよう知らん顔をして、動かずじっとしていると訓練犬は、退屈になり安心感から少しづつ遠くに足を延ばす様になる。訓練者と訓練犬の我慢比べである。 フクちゃんは現在、林道で臭いを拾うと、300m余りは狩り込んて行ける。 そして、運が良く、シカを発見(起こし)すると追い鳴きが始まる。 訓練犬がここまで仕事が出来る様になれば、訓練者も訓練犬も山に行くのも楽しくなり、もちろん追跡時間も日増しに伸びて行く。 今日のフクちゃんのと追跡軌道は下記の通りである。 写真は、GPS受信機の画面である。 <凡例> ・車印・・・車を駐車している位置(フクちゃんを放犬した場所) ・旗印・・・過去にシカを捕獲した場所(射場) ・三角印・・・訓練者の位置(最終的にフクちゃんを回収した場所) 尚、グリーンの線がシカを追跡したフクちゃんの追跡軌道である。 この追跡軌道で太くなっている線は、シカを見失い、シカが逃げて行った臭腺を捜索していることを意味する。 また、一本線の場合には、順調に追跡していることを表している。 この日のフクちゃんの移動距離は、7km余りであった。 この間、シカを2度確認しており、運が良ければ狩れるたろう!。 もうこれだけ仕事が出来れば『シカ猟犬としてデビュー』と言っても過言ではない!。 後は、今までイノシシとは対峙していないのが気になる。 この時期、牝イノシシに抱きかかえられ噛みつかれ恐怖心を体験すると、賢い訓練犬は山に入らなくなることも少なくない。 逆に、牡イノシシに切られ大ケガをしても、一瞬の出来事から、訓練犬も恐怖心ものこらずに大成する訓練犬も多い。 【 後記 】 今回をもって、フクちゃんの訓練記は終了させてもらいます。 しかし、当犬舎の作出犬で、日々訓練に励んでいるが未だ猟欲が発現しない犬がいるオーナー様で、訓練法が分からない等々のご心配がある場合は何時でも連絡くださいませ。
( オーナー様に合った訓練法を分かりやすく丁寧に説明させて頂きます ) |
フク号が遂に猟欲発現!
Posted on April 8, 2019 at 10:28 PM |
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当プロバイダーのブログシステムの不具合で暫く更新できませんでした。 お詫び申し上げます。 さて、フク号が遂に猟欲が発現し、300m余り追い鳴きをしました。 フク号の父はアサ号、母はマレ号で、昨年8月25日に誕生。 現在、7ヵ月、体重11kg、体高37cmと、標準よりかなり小さい。 アメリカンビーグルより小さいく位だが、外見はサツマビーグルそのものであり、筋肉質で身体のバランスも良く、非常に美しい姿に成長している。 運動場内での写真は以下の通りである。 さて、訓練であるが、猟期中は、リードに繋いで山には連れて行っていたが、本格的に単犬での山入訓練は4月1日より開始した。 ところが一昨日、早くも360m余り追い鳴きを行った。 その時の様子はGPS受信機で紹介する。 < 画面の説明 > ×印=林道の行き止まり 旗印=過去にシカを捕獲した場所(射場) ▲印=小生の位置 家印=神社(祠) 犬印=フク号 この時の様子は以下の通りである。 この日は、何か何時もと変わっていた。 地鼻を多用し、林道を上に下に執拗に何かの臭いを取って捜索をするので、これは?と思い、暫くお手並み拝見と?静観していた。 写真は、捜索を始めたフク号の様子 すると、杉山から雑木林に入った瞬間!、大きな声で追い鳴きが始まった。 追跡は、GPS受信機を見て分かるように、シカの獣道に沿って追跡している。 これはシカ?と思っていたが、361mの地点で立ち止まり動かない?。 暫く様子を見るが、時々鳴くが、一向に追跡をしない? 30分程経っても帰ってこないので、距離も近いので、その場に行くことにした。 現場に行ってみると、一カ所を見つめて動かないでいる? 更にその場に行くと、何と獲物を穴に追い込んでいた!。 その時の写真は以下の通りである。 フク号をリードに繋ぎ、穴の中を覗いてみると? フーフー!・・・と何かが怒り興奮している様子? 近くで枝を見つけ、穴の中を突くと??? 何と飛び出して来たのは?『 アナグマ 』 ヨタヨタと逃げて行った(笑) 今日、フク号が追い鳴きしたのはアナグマでした! フク号の父親で現在は名シカ猟犬となっているアサ号の初追い鳴きは『 タヌキ 』だったので、親子よく似た狩猟犬デビューとなった。 ※ アサ号は、タヌキを追跡の末、立ち木に追い上げた。 【 訓練ポイント 】 サツマビーグルの場合、先導犬に付けて訓練するより、単犬で出来る限り数多く山に引く方が猟欲の発現は早い。 それは、個々の犬の資質に沿った訓練が可能だからである。あくまで訓練犬のペースで猟欲発現を待つ方が良い。 焦らず、急がず、騒がず・・・の精神で、訓練犬を信じ車が通れない様な林道で、散歩するような気持ちでやると良い結果が出る(コツコツが勝つコツ)。 単犬で訓練した狩猟犬は、3年余りも全く山入させなくても仕事は良くやる。 尚、一旦猟欲が発現した場合は、山入の間隔を開けず、自信が付くまでは同じ山で訓練することがベターである。 訓練犬が未熟なことは獲物も承知しており、寝屋も変えず遠走りもしないので自然と訓練犬は起こしや追跡力が増すケースが多い。 ★ 訓練に関する問い合わせは、当犬舎作出のサツマビーグルに限り、何時でも受け付けます。 |
ハク号とナナ号の仔犬!②
Posted on March 9, 2019 at 11:25 PM |
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ハク号とナナ号のオーナー栃木県T氏より、仔犬の写メが届いた。 仔犬は現在、生後30日余りとなり、順調に成長しているようである。 サツマビーグルは、警戒心が比較的強い犬種なので、仔犬時の社会的な学習(教訓)は将来の性格形成に非常に大事である。 仔犬は、毎日の様に、オーナー家族と触れ合っている様である。 特に、小学生の息子さんは学校から帰宅すると、一目散に仔犬の所に行き、遊んでいる様である。 また、息子さんの友達も仔犬が大好きの様で、良く訪れるようである。 仔犬は、生後30日が過ぎると離乳食を食べる様になり、日々成長して行く。 今は、ヨチヨチ歩きで、一番可愛い時期である。 しかし、後10日もすればワンパクで屋敷内を走り回る様になり、この様な集合写真が撮れるのも今の内だけだろ!(笑) 仔犬は、両親の良血を継承し、素晴らしい狩猟犬になると確信している。 是非とも順調に成長して欲しいと願っている。 写真=息子さんが仔犬を抱っこして嬉しそうな様子。。。 |
ハク号とナナ号の仔犬!
Posted on February 24, 2019 at 1:57 AM |
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ハク号とナナ号のオーナー栃木県T氏より、久しぶりに写メを頂いた。 2月4日に生まれた仔犬は、順調に大きくなっている様だ! 写真・・・生後20日目の仔犬(牡4、牝2) 仔犬は、白勝ちでお父さんのハク号によく似ている。 写真・・・仔犬の父=ハク号。 純血サツマビーグルの模範的な体型は実に美しい・・・ スピード豊かでダイナミックな追跡(追い鳴き)は、今も健在である!。 写真・・・仔犬の母親=ナナ号 サツマビーグル特有の大きく垂れさがった長い耳は実に美しい・・・ 猟芸は今までの猟果が物語る!。 両親は、名シカ猟犬として狩猟並びに有害駆除と大活躍中の現役狩猟犬である。 上記写真を見ての通り、純血サツマビーグルとしての体躯は実に素晴らしく、殆ど欠点が見あたらない秀逸犬で有る。 仔犬は、両親の良血を受け継ぎ、純血サツマビーグルの後継犬として、狩猟犬としてだけでなく、種牡並びに台牝として活躍を期待している。 写真は、狩猟における両親犬の猟果の一部。 |
ハク号130kgの巨大ニホンジカ捕獲!
Posted on February 1, 2019 at 8:33 PM |
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日本国内の飼育数が100頭超を達成!
Posted on November 4, 2018 at 12:07 AM |
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2018年11月1日付で、純血サツマビーグルの日本国内の飼育数が、遂に100頭を超えた。 2010年から保存普及活動を開始し、約8年で達成し、感無量である。 当初は、ハク号(牡)とエス号(牝)の2頭で保存(繁殖)活動を開始。 その後、タロー号(牡)、リュウ号(牡)、ギン号(牡)、マレ号(牝)が発見され入舎。 現在、日本国内で飼育されている純血サツマビーグルは、何れもこの6頭の直仔、孫、曾孫達である。 当犬舎のドン号は、保存活動4代目(ハク号→スズ号→アサ号→ドン号)である。 繁殖に於いては、計画的に実施し、極近親繁殖を避ける目的から、保存会事務局(四国プリンス犬舎)のPCで一元管理している。 日本国内における飼育分布図並びに飼育頭数等に関する詳細は、当ホームページ『 日本狩猟犬サツマビーグル保存会 』サイトをご覧ください。 以下、保存活動に大きく貢献した種牡と台牝を紹介する。 尚、下記6頭は、何れも系統が異なる鹿児島で生き残っていた純血サツマビーグルであり、四国プリンス犬舎における保存活動の基礎犬である。 ①シコクプリンス・ハク号(牡:8才) ●直仔=アキ号(5才)、エリー号(5才死亡)、スズ号(5才)、シロ(4才)、カイ号(4才)、ハクオー号(3才)、トク号(3才)、サツマⅠ号(3才)、マリー号(1才)・・・ 〇孫=アサ号(2才)、リク号(2才)、ヒメ号(2才)・・・ 〇曾孫=ドン号(1才)、ダイ号(1才)・・・ ②シコクプリンス・タロウ号(牡:死亡) ●直仔・・・シロー号(4才)、タロー号(4才)、ナナ号(4才)・・・ 〇孫・・・リョウマ号(2才)、テンⅡ号(2才)、ハナ号(2才)・・・ ③シコクプリンス・リュウ号(牡:死亡) ●直仔=ムサシ号(3才)、マル号(3才、ベル号・・・ 〇孫=リリー号・・・ ④シコクプリンス・ギン号(牡:6才) ●直仔=アサ号(2才)、リク号(2才)、ヒメ号(2才)、リリー号(1才)・・・〇孫=ドン号(1才)、ダイ号(1才)・・・ ⑤シコクプリンス・エス号(牝:8才) ⑥シコクプリンス・マレ号(牝:3才) ●直仔=マリー号(2才)、リヴ号(2才)、ダイ号(1才)、ドン号(1才)・・・ 今後の保存活動の課題は、後継者の育成である。 また、ハンターが高齢化で激減している昨今、狩猟犬への普及拡大は困難を極める。 柴犬等の日本犬6種も狩猟犬から家庭犬へのシフトが無ければ、恐らくは絶滅していたと考えられる。 そこで家庭犬への普及も視野に入れた活動が、今後のサツマビーグルの生き残りを掛けることになるだろう。家庭犬としての後継者(ブリーダー)の育成(発掘)が今後の目標となる。 結びに、保存会員様には、この度の日本国内の飼育数が100頭を超えると言う目標達成に大きなお力を頂き、心より感謝と御礼を申し上げます。 今後共一層のご指導ご協力の程お願い致します。 |
まだ残っていたサツマビーグル!
Posted on October 7, 2018 at 10:12 PM |
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昨日、「サツマビーグル」及び「薩摩ビーグル」でネット検索をしていたところ、里親募集と言うコーナーで、何と純度の高いサツマビーグルを発見した。 これが、その写真だ!( 推定3才の牡犬 ) 写真が小さいので拡大するとボケて全体像が見えなくなるので、鮮明な写真並びに本犬の詳細は、下記のネット検索のリンクでご覧頂きたい。 ネット検索を見る場合は右をクリック ネットを見る! 本犬は、愛知県刈谷市で迷子になっている所を動物愛護センターに収容されたようだ。 収容時は、体重が15kg余りでガリガリに痩せいたようでだ。現在は17kgになっているようだが、写真を見る限り未だ凄く痩せている。恐らく、体高58cm、体重25kg余りの大型犬とであったと推察する。凄く痩せていることから迷子になって2週間余りたっていると考えられ、狩猟中に行方不明になったか、もしくは民家のない深山に捨てられたかと思われるが・・・原因は分からない。 50年程前の昔には、愛知県等の東海地区ではサツマビーグルが盛んに飼育されていたことが分かっており、今日発見されても不思議ではない。 本犬も、写真だけで実際は見てみないと判断は出来ないが、かなり純度の高いサツマビーグルと推察する。しかし、茶色の小斑点が少し大きいのが気になるが・・・。 残念ながら本犬は『 去勢 』されており、繁殖には使えない!・・・ 残念である! 尚、本犬は当犬舎で繁殖した犬ではない。5年前にこの様な茶ゴマの小斑点がある仔犬が1頭生まれているが、牝犬であることから断言できる。 【 総括 】 本犬は、当犬舎のテツ号(牡)と同様に、黒色の他、茶色の小さい斑点が体にびっしり入っている。恐らく「樺山系」を継承するサツマビーグルと推察する。 この系統の特徴は、サツマビーグルでは非常に稀な「茶色の小斑点」がトレードマークで有る。体型は大型で大物猟に使われていたと聞く。 猟芸が非常に良かったことからみんなが欲しがったが、オーナーが明治政府の西郷隆盛と同郷(薩摩:鹿児島県)で海軍大将の樺山氏とあって、門外不出となっていた。 しかし同氏が亡くなってからは、使用人の一人が退職金代わりに成犬数頭をもらい受け、地元に持ち帰り猟に使用していたようである。原種は、ハーリア等と言われている。 また、この系統は、生後60日になっても鼻が黒くならずに、白色が残るのが特徴だったと言い伝えが残っている。また、仔犬を選別する際は、身体にゴマ(茶色の小斑点)が入っているか、もしくは鼻に白が残っているもは猟芸が優れていると言う経験から、好んで残していたようである。使用人も主人に見習い仔犬の選別に使っていたと言われている。 ゴマ犬、ハナシロ犬の語源は、どうやらここから出たのではと考えられる。 その後、昭和に入り各地域で固定されていたサツマビーグルの中からバセットが入血された犬は絞り耳で長く垂れ美しかったことから保存会が発足し、盛んに品評会が行われるようになり、現在のサツマビーグルが誕生したと考えられている。 ※ サツマビーグルの誕生秘話は『サツマビーグルのルーツ』をご覧頂きたい。 この頃の毛色は、今も同じで白地に黒班の犬が大半を占めていたが、耳が現在ほど長くなく、逆にクロが多い犬(バセットの血が濃い)は耳が絞り耳で大きく長く垂れ、猟芸(ノウサギ猟)も優れていたので好感された。しかし、このクロ色(白黒タンで黒勝ち)の犬は、中々遺伝継承されなかったようである。 どうやらクロ犬の語源は、愛好家の的(憧れ)になっていたバセットカラーから来ていると推測され、美しい犬の代名詞だったと考えられる。 サツマビーグルの飼育歴約70年の師匠から、仔犬の選別で良く耳にする言い伝えがある。 それは、昔より「 ゴマ、クロ、ハナシロにバカ犬なし!」・・・ もしこの仔犬が生まれたら迷わず残せ!・・・(猟芸は間違いなしと言う意味) 【 解説 】 ●ゴマ犬とは、全身に茶色の小斑点が入っている犬のことである。 100頭に1頭出るか?と言われる幻のカラー(毛色)である。 当犬舎でも今日までに1頭(牝)生まれただけである。 ※ 本特性は、遺伝子しないと言われており、固定は困難と考えられる。 写真は、当犬舎のテツ号。 ※ 本カラーは、ゴマ犬と言われ珍重されて来た。 ※ 素晴らしい猟芸で活躍中 ※ 茶色の小斑点をゴマと呼ぶ。 ●ハナシロ犬とは、前途した「樺山系」の再来と言われており、猟芸は素晴らしい犬が多い。 当犬舎のマリー号、リリー号、アサ号もハナシロ犬で、師匠の勧めもあり自家用として残したが、猟欲の発現も早く、素晴らしいシカ猟犬として活躍している。 但し、ハナシロ犬は、遅くても生後10ヵ月頃迄には、鼻は全て黒くなる。 ※ 優秀な樺山系の繁殖(遺伝継承)は成犬になると全く分からくなるので、仔犬時の情報が繁殖には特に重要である。 この特性も中々固定できない。 写真は、シロハナの仔犬。 ※ 他の仔犬は、みんな鼻は黒くなっている。 ※ 当犬舎も系統繁殖4代目となり、1胎に1~2頭は遺伝継承している。 ※ 過去にも当犬舎以外に3頭飼育されているが、何れも素晴らしい猟芸で活躍中である。 ※ 当犬舎でも自家用にはハナシロを迷わす残すようにしているが、数が僅少。 ●クロ犬とは、全身が黒勝ちの犬のことで、一般の白地に黒班の毛色とは全く異なる。 このことからビーグルの隔世遺伝等と言われがちだが、実は品種改良過程からバセットの遺伝子が大きく関与していると考えられている。 ※ 本特性も遺伝しないと言われており、当犬舎の繁殖でもドン号1頭だけである。 写真は、現在生まれいるマレの仔犬(牝)。 ※ この度は、何とリリーの仔犬(牡)にも1頭生まれている。 ※、仔犬は、異なる系統であり、繁殖は可能である。遺伝継承の有無が気になる。 ※ 将来は、仔犬の両オーナー様の協力の下、是非繁殖してみたいと考えている。 ★もし黒勝ちのサツマビーグルが固定出来れば、サツマビーグル誕生150年史上の快挙となるだろう!。 写真は、マレの前腹仔のドン号。 ※ 本カラーは、クロ犬と言われ珍重されて来た。 ◎ ドン号は、ハナシロ犬でもあり、非常に稀な遺伝特性を2つを有し誕生した。 生後6ヵ月頃よりシカ猟犬として覚醒し、現在は完成犬となっている。 ※ 白地に丸い黒班も美しいが、やはり黒勝ちのトライカラーは光が当たると黒光りし、一味違う美しさが感じられる。 【 後記 】 小生もサツマビーグルの保存(繁殖)をして8年が経過した。 当初、上記した仔犬が産まれた時は、淘汰すべきか否か、心配で鹿児島の師匠に教えを講じた。 一般的に承知しているサツマビーグルは、絞り耳で長く垂れ、鼻は黒、毛色は白地に黒班の三毛(白黒タン)で尻尾はピンと立っていると言うイメージがある。 最近まで、ゴマ犬、クロ犬、ハナシロ犬は雑種扱いするオーナー様も多かった。 小生も丁寧に説明するが、当初は半信半疑で信じてもらえなかった。 そこで、ハナシロ犬に対しては、『1才までに鼻が黒くならなかった場合は売値で買い戻します』と言って納得してもらった思いがある。現在もそうしている。 ゴマ犬の代表は「テツ号」、クロ犬の代表は「ドン号」が当犬舎に居り、ブログ等でその訓練の様子や実猟での活躍ぶりを紹介し、今では『 雑種 』等と言われることも無くなった。 但し、次の犬は淘汰(又は去勢・避妊手術を実施)の対象としている・・・ 狐顔、短耳、赤鼻、巻尾並びに白・黒・茶等の単一色、又は虎毛や長毛等は原種(ハーリア、バセットハウンド、英系ビーグル、フォックスハウンド等)から判断し、雑種の可能性が高いと考えられている。 当犬舎では未だ生まれていないが、躊躇なく「淘汰」する。 最近、プロットやブルーチック、ウォーカー、カラツ、米ビーグル等のハウンドの血液が入った半血(雑種)をサツマビーグルと偽って販売しているらしいが、仔犬を産ませれば雑種は一目瞭然である。 当犬舎では、発祥地鹿児島県での15年に渡る犬見聞、情報収集並びに飼育・繁殖等の実経験から、当該犬の外見を見れば純血サツマビーグルか否かはほぼ判別(断定)することが可能と考えている。 お願い・・・近くでサツマビーグルが居る情報が有れば、是非に当犬舎にご一報を頂ければ幸甚です。 |
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